クレジットカード現金化の違法性について徹底調査！リスクや安全に利用する方法は？

クレジットカード現金化を利用したいけれど「違法性があるの？」「逮捕されたらどうしよう」など、不安を感じている人はいませんか？

クレジットカード現金化に違法性があったとしたら、利用をためらってしまいますよね。

本記事では、クレジットカード現金化の違法性が気になる人に向けて、クレジットカード現金化に違法性があるか徹底解説します。

また、クレジットカード現金化のリスクや、リスクを回避して安全にクレジットカード現金化する方法についても紹介します。

クレジットカード現金化業者の利用者の違法性は？

クレジットカード現金化業者の利用者に違法性はありません。

ここでは、クレジットカード現金化に違法性がない理由や、クレジットカード現金化業者の利用者が注意するべきポイントを解説します。

クレジットカード現金化に違法性がない理由

クレジットカード現金化に違法性がない理由は、クレジットカード現金化したい人と、クレジットカード現金化を考えていない人との行動に差がないからです。

• クレジットカード現金化したい人
  現金化目的でクレジットカードを使って新幹線の回数券を購入し金券ショップで買取してもらう
• クレジットカード現金化を考えていない人
  旅行のためにクレジットカードで新幹線の回数券を購入したが、行先を間違えたので金券ショップで買取してもらう

このように、クレジットカード現金化したい人とそうでない人の線引きが難しいため、法律で規制することが難しいのです。

違法性はないがカード会社の規約違反となる

カード会社の利用規約ではクレジットカード現金化を禁止しています。

そのため、クレジットカード会社にクレジットカード現金化がバレると「利用規約に違反した」とみなされます。

利用規約に違反すると、以下のようなペナルティを受ける可能性があります。

• クレジットカードの利用停止
• クレジットカードの強制解約
• 利用料金の一括請求

クレジットカード現金化は違法ではないが、カード会社の利用規約違反であることは頭に入れておきましょう。

詐欺罪や横領罪に問われる可能性がゼロではない

クレジットカード現金化は、詐欺罪や横領罪に問われる可能性がゼロではありません。

クレジットカードで買った商品は、支払いが終わるまではカード会社の所有物です。

つまりクレジットカード現金化は、カード会社の所有物を現金化業者に転売していることとなり、横領罪に問われる可能性があります。

また、規約で禁止されているクレジットカード現金化を行うことは、カード会社を欺いていると判断され詐欺罪に問われる可能性もあるので注意が必要です。

しかし、今までにクレジットカード現金化をした人が横領罪や詐欺罪で逮捕された事例はありません。

クレジットカード現金化業者側の違法性は？

次に、クレジットカード現金化業者の違法性について見ていきましょう。クレジットカード現金化業者の違法性を知っておくことで、トラブルに巻き込まれるリスクを軽減できます。

金利の高いクレジットカード現金化業者は違法性あり！

金利の高いクレジットカード現金化業者は、出資法違反（超高金利）になる可能性があります。

以下に、違法性のあるクレジットカード現金化の流れを紹介します。

1. 顧客に架空の取引をクレジットカードで決済させる
2. 決済した金額の一部を顧客へキャッシュバックする
3. 決済分と顧客へキャッシュバックした分との差額を業者が利益として受け取る

この例では、キャッシュバックが「実質的な顧客への貸付」と判断され、業者が利益として受け取った差額分は、出資法に触れる高金利となります。

クレジットカード現金化業者が逮捕された事例もある

クレジットカード現金化業者が逮捕された事例を2つ紹介します。

クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法で事実上のヤミ金融を営んだとして、警視庁生活経済課は5日、東京都台東区の貴金属販売会社「インフィニティ」の元代表で飲食店経営、橋本幸治容疑者（41）=板橋区仲宿=を出資法違反（高金利、脱法行為）の疑いで逮捕した。カードの現金化業者を同法違反で逮捕するのは全国初。
引用元；日本経済新聞

こちらは2011年8月5日の事件で、初めてクレジットカード現金化業者が逮捕されました、

クレジットカードの買い物利用枠を使って実質的に違法な高利貸をしたとして、警視庁は、「安心くん」など五つのサイトで客を勧誘していた運営会社「トラストオブファイブ」=東京都世田谷区=の社長、藤田幸夫容疑者（41）=世田谷区=ら計7人を出資法違反（超高金利）容疑で逮捕し、27日発表した。法人としての同社も同容疑で書類送検した。
引用元：朝日新聞デジタル

この事例では、まず約380万円分の架空の取引を顧客にカード決済を指示しています。

そして、架空の取引で購入した商品を買い戻したように見せかけるため、顧客に約254万円キャッシュバックし、差額の約126万円を業者が利息として受け取っていました。

このように、2011年に初めてクレジットカード現金化業者が逮捕されて以降、クレジットカード現金化業者が逮捕される事例が増加ています。

クレジットカード現金化したいのであれば、悪質な業者がいることを頭に入れ、トラブルに巻き込まれないようにする必要があります。

クレジットカード現金化による4つのリスク

クレジットカード現金化には、以下4つのリスクがあります。

1. 売買差や金利で必ず損失が発生する
2. 詐欺被害などのトラブルに巻き込まれる可能性がある
3. 破産法の免責不許可事由に該当し自己破産できなくなる可能性がある
4. 個人情報が漏れ不正利用される可能性がある

ここでは、クレジットカード現金化による4つのリスクについて詳しく解説します。

売買差や金利で必ず損失が発生する

クレジットカード現金化には換金率があります。

例えば換金率80%の業者で100万円の商品を購入し買取してもらうと、受け取れる現金は80万円となります。

100万円の商品を購入して手元に戻ってくるのが80万円ですから、利用者は20万円損しています。

さらに、クレジットカード現金化の後にはクレジットカードの支払いがあることを忘れてはいけません、

クレジットカード現金化のために購入した商品の支払いを、分割払いやリボ払いにすると手数料が発生します。

つまり、クレジットカード現金化では「現金化する際の損失」に加えて「分割手数料やリボ払いの手数料」もかかり、必ず損失が発生することを理解しましょう。

詐欺被害などのトラブルに巻き込まれる可能性がある

悪質なクレジットカード現金化業者を利用すると、以下のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

• なかなか現金が振り込まれない
• キャンセルしたところ高額なキャンセル料を請求された
• 手続き途中で連絡が取れなくなった

トラブルに巻き込まれると、利用者側に大きな損失が出るため注意が必要です。

破産法の免責不許可事由に該当し自己破産できなくなる可能性がある

破産法には、借金返済の免除が認められない「免責不許可事由」があります。

例えば、ギャンブルや浪費が原因の借金は免責不許可事由に該当し、返済免除が認められません。

クレジットカード現金化も免責不許可事由に該当します。

そのため、クレジットカード現金化が原因で借金を抱え、自己破産したいと思っても自己破産できない可能性があります。

個人情報が漏れ不正利用される可能性がある

個人情報保護を徹底していない業者を利用すると個人情報が漏れ、以下のような被害を受ける可能性があります。

• 勧誘・宣伝・脅迫の電話がかかってくる
• 住所から自宅を特定し押し売りに来る
• クレジットカード暗証番号を使いクレジットカードと連携した銀行口座から現金が引き出される
• 本人確認書類を使って勝手に取引や契約を結ばれる
• クレジットカード情報を使い勝手にクレジットカード決済される

クレジットカード現金化業者とやり取りをする中で、少しでも個人情報の取扱が雑だと感じたら、その業者の利用を辞めましょう。

クレジットカード現金化のリスクを回避し安全に利用する方法

クレジットカード現金化のリスクを回避し安全に利用したいのであれば、以下4点を意識して業者を選びましょう。

1. 過去にトラブルがない業者を選ぶ
2. 10年以上の実績がある優良店を利用する
3. 口コミサイト・SNS・知恵袋の口コミも確認する
4. 支払いできる範囲で現金化する

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

過去にトラブルがない業者を選ぶ

クレジットカード現金化業者を選ぶ際は、過去にトラブルがない業者を選びましょう。

過去にカード事故がない業者は、公式サイトに「カード事故0」などと記載されているので参考にしてください。

またネット検索で「業者名 トラブル」で検索すると、過去にトラブルがあった業者は検索結果にヒットするでしょう。

気になるクレジットカード現金化業者があれば、まずはネット検索でトラブルがないかを検索し、公式サイトに「カード事故0」の記載があることを確認してください。

10年以上の実績がある優良店を利用する

クレジットカード現金化業者として10年以上の実績があれば、法律や規則を守って営業しており、信頼性や安全性が高いと言えます。

また、10年以上の実績があるクレジットカード現金化業者は、対応や手続きがスムーズで、トラブルも少ないでしょう。

クレジットカード現金化業者として実績が浅い業者は、信頼性が低いため利用を控えてください。

口コミサイト・SNS・知恵袋の口コミも確認する

クレジットカード現金化業者を利用する際は、必ず口コミ評判を確認しましょう。

口コミサイトだけでなく、TwitterなどのSNSやYahoo！知恵袋、5ch（旧2ch）などの掲示板など、幅広い口コミ評判を確認することが大切です。

しかし、すべての口コミが本物とは限りません。

業者自身が書いた自作自演の口コミや、競合他社を貶めるための悪意ある口コミもあります。

そこで、口コミを見るときには、以下の点に注意してください。

• 口コミの数や内容が偏っていないか
• 口コミの投稿者のプロフィールや投稿履歴が信頼できるか
• 口コミに具体的な事例や証拠があるか
• 口コミに感情的な表現や誇張がないか

これらの点をチェックして、客観的で信頼できる口コミを参考にしましょう。

支払いできる範囲で現金化する

クレジットカード現金化で現金を手に入れたい人は、現金化のことで頭がいっぱいになり、その後のカード料金の支払いにまで頭が回りません。

計画性もなく、クレジットカード現金化のために高額な商品を買ってしまうと、返済できなく恐れがあります。

クレジットカード現金化する場合は、自分が支払いできる範囲で計画的に現金化することが大切です。

クレジットカード現金化は利用者に違法性なし！業者の見極めが重要

クレジットカード現金化は、現金化業者を利用する人に違法性はありません。

しかし利用するクレジットカード現金化業者によっては、出資法に違反するほどの高い金利を請求してくるところもあります。

クレジットカード現金化する際は、優良店をしっかりと見極めて自己責任で利用しましょう。」